健康・身体の事
推奨されている週当たりの運動量|米国身体活動ガイドラインより
コロナ騒動で外出が制限され、なかなか活発な運動をしづらい状況が続いていますが、必要な活動量の参考になれば幸いです。
2018年に米国保健福祉省から新しい身体活動ガイドライン(第2版)が発表。科学的エビデンスに基づき「身体活動は短期的にも長期的
成人の週当たりの推奨運動量はこれ
までと同じく、150~300分の中強度の有酸素運動。または75~ 150分の高強度運動に加え、筋力トレーニングを週2日以上行う ことを推奨。また、成人だけでなく3~5歳の子どもは 成長と発育のため活動的であるべきで、6~17歳になると中強度 ~高強度の運動を毎日60分以上行うことが勧められている。
全く運動習慣がなかったり、仕事が忙しい人には高いハードルに思えます。
子供は遊べ。学生は体育でもクラブでもいいから、毎日動け!!ってことですね。
さらに、
妊婦や産後の女性は中強度の有酸素運動を週に150分以
上行い、高齢者は有酸素運動と筋力トレーニングのほかにもバラン ストレーニングを行うことを推奨。
※片脚立ちなどのバランス運動が転倒予防に有効
専門家の一人で米フロ
リダ大学医学部循環器内科教授のEileen Handberg氏は「慢性疾患がある患者であっても運動は必要 だ。このガイドラインの対象とならない人はいない」 と述べている。
とあります。
妊婦であっても、疾患を抱えていても「運動はしなさいよ」という事…もちろん、状態にも寄ると思いますが。
※なお、一度に長時間の運動をしたり複雑な運動こなす必要はなく、週に1~2日まと
いえ、そうとも限らないようです。↓
「たった2分の歩行でも健康に有益」
これまで運動は10分以上継続
詳細は「
血糖値を下げたり成人病を予防したいのか、体重をコントロールしたいのか、筋肉量を上げてスポーツのパフォーマンスを上げたいのか。目的が変われば、するべき運動の量と質も変わるはずです。
上記の「2分の歩行」というのは、心臓・血管等の循環器系については全く動かない良いよりは効果がある。という意味でとらえた方が良いかもしれません。2分のウォーキングで、痩せたり筋肉がついたりすることはありませんので(笑)
いずれにせよ、普段あまり運動しない人にとってはもっと積極的に動いた方がよさそうです。まずはテレビを見ている時に、しんどくなるまで片足立ちから始めてみてはいかがでしょうか。
バランスがとりにくい方は、壁や椅子に手を添えてでOK。
CMの間だけ。と決めればやりやすいです。デイサービスをご利用されている方にも絶賛お勧め中です!!
原著論文はこちら
Piercy KL, et al. JAMA. 2018 Nov 12. [Epub ahead of print]
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/p
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