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スタンディングデスクの勧め|普及する立って働くスタイル

スタンディングデスク
 
目次
  • 自分のスタンディングデスク紹介
  • 北欧諸国の取組|幸福度ランキング1位 フィンランドの教育現場
  • 座り過ぎの弊害 各種データから
  • 立って過ごすだけで痩せられる?
  • 「座り過ぎ」は心臓だけでなく脳にも悪影響
 
スタンディングデスクを使い始めてから約7年になります。
 
スタンディングデスク側面から

2024年5月近影

スタンディングデスク背面から
立位背面


当時、日本製の高価でスッキリした電動昇降式デスクは15~20万円位していましたが
安価で機能的なものが続々と出てきています。
 
熊代
熊代
かつて自分が購入したガス圧式のスタンディングデスクは3万円程度で、結構満足しています。
 
座面は120×67.5㎝。これくらいあれば一通りの作業ができ、電動昇降式よりリーズナブルで、手動で簡単に高さが調整できるので良い点。
 
身長175㎝の自分には、立位でパソコン作業をするには若干低く感じます。
その辺は、自分は卓上台を使用して調整しています。
 
※結構な重量物ですので(30㎏近く?)、受け取りと組立には注意が必要です。自分は何とか一人で受け取りできましたが、誰か手伝ってくれる人がいたほうが良いかも。
 
使い始めの頃のスタンディングデスクの記事・画像はこちら↓
 
 
近年、教育現場・職場でスタンディングデスクの導入を取り上げている記事を頻繁に見かける様になり、又、コロナ禍によるテレワークの普及により更に需要が高まっています。
 
オフィス内で、自分の机や椅子だけ勝手に変えることは憚れるかもしれませんが
テレワークなら、もっと気軽に環境を変えることができます。
 
熊代
熊代
“座っている時間が長いと腰痛が悪化する方”、ご参考あれ!!

 
 
 
 

海外で立って働くスタイルが普及しはじめている背景

 

浦和ビジネスさんのオフィス移転

↑上記URLで分かりやすく纏められています。
 
北欧、特にデンマークでは労働環境に関するEU指令※のガイドラインを受け、政府機関が国内のオフィスをチェックし、法に沿っていない企業にはペナルティを与えることを可能としたことで、高さ調節可能なデスクがスウェーデンと並び95%の浸透率となっている。
 
 
なお、デンマークでは、マッケンジー法は腰痛診察ガイドラインにおいて国の指針として使用が推奨されています。
 

 

世界幸福度ランキング7年連続首位 フィンランドの取組

2019年1月21日読売新聞1面より

フィンランドの授業風景

座らず勉強 脳刺激

2014年フィンランド大使館より

2014年フィンランド大使館配信

 


机の上に椅子を置いて、椅子の上で書いてる子供(笑)

教育水準の高いフィンランドで「スクール オン ザ ムーブ」と銘打ったプロジェクトを政府が推進しているそうです。

熊代
熊代
必要なのは、頻繁に姿勢を変えれる状態!! 一定の姿勢で居続けない事が重要です 

 

世界幸福度ランキング2024年(日本は143ヶ国中51位) 
※UN Sustainable Development Solutions Network 略称 SDSNの2024年版世界幸福度報告(World Happiness Report)参照

 

 

「立って過ごす」だけで痩せられる?

 減量したい人は、この研究結果を知れば毎日あと数時間は立って過ごそうという気持ちになるかもしれません―。「European Journal of Preventive Cardiology」2018年1月31日オンライン版に掲載された米メイヨー・クリニックのFrancisco Lopez-Jimenez氏らの論文によると、座って過ごす代わりに立って過ごすだけで、エネルギー消費量が増加することが46件の研究データのメタ解析で明らかになったそう。

    今回、座っている場合と立っている場合のエネルギー消費量を比較検討した46件の研究(対象者は計1,184人)のデータを解析。対象者の平均年齢は33歳、60%が男性で、平均BMIは24、平均体重は65kgだった。

 その結果、座って過ごす代わりに立って過ごすと、エネルギー消費量が1分当たり0.15kcal増えることが分かった。これは、例えば体重65kgの成人が1日6時間のデスクワークをスタンディングデスクでの立ち仕事に変更すれば、1日当たりのエネルギー消費量が54kcal増えることに相当する。また、その成人が立って過ごす時間をそのまま維持し、食事の量にも変化がなければ、1年以内に2.5kg、4年以内に10kg減量できると推定された。

 Lopez-Jimenez氏は「座って過ごす代わりに立って過ごすことで得られるメリットは、体重コントロールだけにとどまらない。立位を保つことに伴う筋力の維持は、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの発症リスクの低減にも関連する」と説明。この研究には関与していない米レノックス・ヒル病院の循環器医であるRachel Bond氏もこれに同意し、「座って過ごすことが心血管疾患のリスク因子に大きく影響ことは明確に分かっている」と指摘している。

 さらに、解析の対象となった研究のほとんどが「じっと座っている場合」と「じっと立っている場合」を比べたものであることに言及し、「実際には立っていても小さな動きを伴う場合が多いため、実生活で得られるメリットはより大きい可能性がある」と指摘。「立っていても無意識のうちに左から右へ重心を移したり、体を揺らしたり、前後に足を動かしたりするものだ。また、仕事中に戸棚にファイルを取りに行ったり、ごみ箱にごみを捨てに行ったりするなど、歩く機会もあるだろう」と同氏は説明している。

原著論文はこちら
Saeidifard F, et al. Eur J Prev Cardiol. 2018 Jan 1. [Epub ahead of print]
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29385357

 
 
 

「座り過ぎ」は心臓だけでなく脳にも悪影響

 椅子やソファに長く座り過ぎると心臓だけでなく脳にも悪影響を及ぼすらしい-。「PLOS ONE」4月12日オンライン版に掲載された研究によると、座った姿勢で長時間過ごす人は、新たな記憶の形成に重要な脳領域の皮質が薄いことが分かった。研究行った米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)セメル神経科学・ヒト行動研究所のPrabha Siddarth氏らは、こうした脳領域の皮質の菲薄化には、座りがちな生活による運動不足ではなく、座ること自体が関連しているのではないかと指摘している。

 この研究では、認知機能が正常な45~75歳の男女35人を対象に、日常的な運動量と過去1週間の1日の平均座位時間について尋ねた上で、脳のMRI検査を実施し、記憶の形成に関わる内側側頭葉(medial temporal lobe)と小領域(subregion)の皮質の厚さと運動量および座位時間との関連を調べた。

 その結果、座っている時間が長い人ほど内側側頭葉とその小領域の皮質が薄いことが分かった。一方で、こうした脳領域の皮質の厚さと運動量との間には関連はみられず、比較的運動をしている人でも座位時間が長いとこれらの領域の皮質は薄くなっていた。

 専門家の一人で米ズッカー・ヒルサイド病院のMarc Gordon氏は「座るという行動全てが脳に悪影響を与えるわけではなく、座っている間に何をしているかで影響は異なる可能性がある」と指摘する。Siddarth氏らもこの意見に同意を示しており、「座っていても、クロスワードパズルや書き物、書類の作成、コンピューターゲームなどで認知的な活動をしている人と、テレビや映画を見ているだけの人では差があるかもしれない」と話している。

 同氏らは、内側側頭葉の皮質が薄くなることは、中年期以降に認知機能が低下したり、認知症を発症する前兆である可能性を指摘し、「座位時間をいかに短くするかが、アルツハイマー病やその他の認知症を予防する鍵となる可能性がある」と述べている。さらに、これまでの研究で座位時間が長いと心臓病や糖尿病、早期死亡リスクが高まることが報告されており、同氏らは「座りがちな生活を解消することはこれらの疾患の発症や死亡リスクの低減にも役立つだろう」と付け加えている。

 なお、今回の研究では、座ること自体が脳組織の菲薄化の原因であるとは証明されていない。Siddarth氏らの研究チームはこれらの関連を長期的に調べる研究を実施したいと話している。

原著論文はこちら
Siddarth P, et al. PLOS ONE. 2018 Apr 12;13(4):e0195549.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29649304

 
たとえ座位以外の時間を活動的に過ごしたとしても、長時間の座位は脳を含む身体へのダメージが大きそうです。
 
 
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