健康・身体の事
腰痛予防のコツ②|車の運転で腰が痛くなる人
以前、車の運転で腰の調子が悪くなる事について書きました続編です。
朝起きて、職場に向かうのに長い時間運転しなければならない。等、腰の状態が悪くなると分かっていても避けられない事もあります。
そうした環境の中で、ご自身で最大限の予防を行って状態がどう変化するのか? すぐには効果がでないかもしれませんが、期間を設定しすぐにあきらめず一つ一つ検証していく事で改善が見込める事もあります。
かつての自分を思い出しながら書きました。
何がつらいって、「座りっぱなしでいる」こと!!
腰痛持ちだった自分が、最も腰に悪影響を及ぼした原因は「長時間の座位」。
特に運動後は身体が柔らかくなっているためか、短時間の運転でもすぐ痛くなりました。
運転時に出来る対処法
ランバーサポート
腰痛持ちは試している方も多いと思います。amazon などでも手に入りますし、イエローハットやホームセンター等でも目にします。値段も質も様々
テレビでも紹介されていて、「わざわざ買わなくてもバスタオルや毛布を丸めればサイズも調整できる。」というのを何度か見かけました。
まず手持ちの毛布などで試してみてフィットすればそれが一番いいのですが、骨盤と腰椎の湾曲を支えるため、ある程度しっかりした支えが必要です。病院にあったもの、取り寄せた物の中から個人的にしっくりきたものを紹介します!
その① 半円サークルピロー by高田ベッド製作所
ご覧の通り枕ですが、だからって頭に敷く必要はありません。
リハビリ、整骨院・リラグゼーションで置かれてることも多いと思います。
何気に背もたれのある椅子に座るのに、個人的にこれが一番しっくりきました。
性別・身長・体重によって脊柱のカーブは様々なので、すこしずつ高さや幅を変えた物を取り揃えてます。
類似品でも何でもいいので、目にすることがあれば試してみてください。
その② マッケンジー ランバーロール
形が円柱状の物がスタンダードなのですが、個人的にこの薄い方を愛用しています。
スタンダード版は、amazonでも入手できます。
車中での使用イメージ
※注意 腰に当てる場所を色々試してください。
残念ながら、あるべき位置で使用せずに効果を得られない人が多いです。
僕も最初、製品の良さをわかる事ができず、
「なんじゃい!!こんなもん効かへんやんけ。まどろっこしいっ」
と思っていました。
でも、あてるべき位置が間違ってました。自分の場合はもっと下の方で、腰椎というより骨盤の上部に枕の中心がくる位置にしっかり当てると運転が楽になりました。
といっても、運転が長時間になるとやはりきついです。。。。
是非、休憩中にしてほしいエクササイズ
色々試した中で、自分はこれが一番効果ありました。エクササイズと書きましたが、この体勢でだらーっと力を抜くだけです。
慣れてきたら、徐々にリクライニングを上げて角度をつけていきます。
※注意点は3つ
・最初無理しない。ただのうつ伏せから、角度は徐々に上げる
・体幹の力を抜く。背筋を一切使わない
・出来ればコンスタントに実施。
目安として、1回3~5分、1時間毎(もしくはパーキングでの休憩ごと)とします
※出来るだけ頻度をあげた方が効果的ですが、状況によるのであくまで目安です。
車に乗る前にできれば、尚よしです。
椎間板は、クリープ現象といって持続的な圧力でゆっくり変化していきます。
車やデスクワークで長い時間座るという行為によって椎間板は後方に変位していき、ぎっくり腰が起こりやすい下地が出来上がります。 力を抜いて腰を反らす行為は、その変位した椎間板を戻す動きです。
車の運転で腰痛に悩まされている人は、騙されたと思って一定期間トライしてみて下さい。お金も要りませんし。
次回、色んな所で試座してきた「機能的な椅子」やその他のツールについて
腰痛予防のコツ③|腰が痛くなる人向け椅子・グッズ編