健康・身体の事
腰痛予防のコツ①|気を付けたい姿勢と動作
車の運転が長くなると、腰が痛い
・現場が遠くて、朝早くから長時間車の運転しなければいけない
・営業で車の移動時間が長くなると、腰が痛くなる
・ドライバーとして働いており、ほとんど座って仕事している
等々・・・思い当たる人も多いのではないでしょうか。
かつて会社員時代の自分がそうでした。
どれだけ頻繁に身体を動かして慎重にケアしようとも、客先に向かう間の運転で
「え、、なんで?? さっきまで何ともなかったのに。。。」
特に長時間の運転やデスクワーク、短時間でも運動後の車移動が顕著でした。
腰痛の原因に、座位姿勢の影響があるのは間違いなさそうです。
起床後すぐは、中腰のままでいない。
立つか歩いてる状態がベターですが、座る場合は骨盤を立てて真っ直ぐ座り、頻繁に立ち上がってください。
座ってる時のイメージは、頭のつむじをクレーンで垂直に釣り上げられてる感じです。
そうすれば骨盤も立ってます。
要は、腰を曲げた状態を持続させない。という事です。
朝から長い時間車に乗る人は、早く寝た分、早く起きて身体を慣らしてください。
洗顔など中腰になるのは、30分ほど経ってから行いましょう。
その理由は後半に。
シンクに両膝つけて腰は曲げない様に屈んでください。
股関節と膝はいくら曲げてもOK!!です。
違う言い方をすると、「お尻をつきだして」洗ってください
こんな感じがいいです →
不格好でいいんです。痛くさえならなければ。
冬の寒いときはつらくて地味ですが、調子の悪い人は試してみてほしいです。
まずは三日だけ頑張ってください。出勤後のダルさに違いが出るかもしれません。
何故、起きたては気をつけなきゃならないの?
●人間は寝てる間に身長が2㎝程伸びます。
心当たりがある人も多いと思います。僕も昼間は当たらない鴨居に頭をぶつけたりします。
その、寝ている間に伸びる身長の原因は「椎間板」にあります。
椎間板とは
ピンクの部分が椎間板です。
中のゼリー状のクッションが「髄核」
(アシックスのαゲルみたいな?)
髄核の周りを覆う硬い目の層が
「繊維輪」
両方まとめて「ツイカンバン!」
夜、寝ているときは体重が掛からないので、髄核は体内の水分を吸ってゆっくりと膨らみます。スポンジみたいなイメージですね。
椎間板の厚みが増している起床後すぐは身長が高くなります。
起きてしばらく身体を動かしていると、椎間板に体重が掛かって圧迫されるので、水分を放出して元の椎間板の厚みに戻っていきます。
だから日中は朝と比べて背が縮みます。
相撲取りの新弟子検査で、身長の低い人は検査ギリギリまで横になっているそうです。
少しでも身長を増やすためですね。
また、宇宙飛行士が宇宙遊泳から帰ってくると、身長が4~5センチも伸びていることがあるそうです。
そんな起床時の
パンパンに膨らんだ椎間板は
あんこのつまり過ぎたどら焼きです。
そんな時に、急に激しい動きや、くしゃみ・咳、中腰での作業をすることで、あんこが飛び出て悪さをすると、腰痛の一因になるのです。
咳やくしゃみをする時に気をつけたい体勢!!
腰を痛める原因でもあり、腰が痛い時に響かない様
気を付けたい咳やくしゃみの姿勢についてです。
咳やくしゃみの威力って、あなどれません。
高齢の方で、骨密度が低下している方は、激しい咳やくしゃみで肋骨を折る人も居ます。
腰が痛いときも注意が必要です。
息むことで腹圧があがり、椎間板にかかる圧力が大きくなるからです。
咳やくしゃみする時、必ずどこかを持つ様に!!
手すりでも、机でも、台所でも、壁でも、何でもいいです。
朝起きて間もない時間は、特にです。
持っているものに体重を掛ける。「寄り掛かる」イメージです。
やってみると分かりますが、くしゃみや咳の衝撃が
寄り掛かっている所から分散されます。
今回は特に気を付けて貰いたい時間帯とその理由、対処の仕方を書きました。
これを知ってもらうことで、少しでも予防に繋がれば嬉しいです。